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エネファーム
「エネファーム」とは、家庭用燃料電池システムのことです。
燃料電池は、「水の電気分解」とはまったく逆にして方式で、都市ガスやLPガスなどから取り出した水素と空気中の酸素の化学反応を利用して、電気をつくります。
発電のときに排出されるのは水だけで大変に、クリーンな発電方式といえます。
家庭用燃料電池は、燃料電池ユニット(燃料電池本体)と貯湯ユニットのふたつで構成されています。
燃料電池ユニットに取り込んだ都市ガスやLPガスなどから水素をつくり、水素は空気中の酸素と化学反応を起こし、発生した直流電力を交流電力に変換し、住まいの電気として使用します。
また、発電の過程で生じる熱によって温められたお湯を貯めておくのが貯湯ユニットでバスルームや洗面所、キッチンだけでなく、温水式の床暖房にも使うことができます。
エネファームの最大の特徴は、燃料電池が発電するときに排出するのは水だけなので、CO2や窒素酸化物を一切排出せず、従来の発電方式と比較すると、燃焼電池は約3,600kg-CO2、従来の発電方式では約6,300kg-CO2で、約40%削減することになり、これは約190本の樹木が1年間に吸収するCO2の量に相当します。
導入価格と補助金
2009年5月1日以降販売エネファームの機器価格は、東京ガスの場合、346万5000円(税込)です。
その他の販売会社としては、大阪ガス、新日本石油などの都市ガス・液化石油ガス(LPG)6社です。
国による補助金は各家庭での導入時、建て主に支払われる「民生用燃料電池導入支援補助金」の金額が上限140万円に確定しました。
メンテナンス
東京ガスでは、機器を起動してから最長10年間は、無料で修理を受け付ける「無料サポート期間」を設定しています。
しかし、燃料電池が自動停止すると、その時点で無料サポート期間は終了となり、8年間程度で燃料電池が自動停止する可能性が高いと想定しています。
無料サポート期間が終了すると、建て主が機器の継続使用を希望する場合には、東京ガスが点検と部品交換を行った後に再起動させ、点検・修繕費用は10万円を予定しています。
その後も、1年ごとに点検・修繕を行えば、最長20年まで継続使用は可能ですが、点検・修繕1回ごとに10万円の費用がかかり、再起動後のトラブルに対して補償はありません。