サイトトップ > パッシブソーラー
パッシブソーラー
「パッシブエアサイクル」の家とか、「パッシブソーラー」ハウスといった言葉をWeb上や パンフレットなどで見かけることがあると思います。
パッシブの意味ははアクティブ(能動的)の反対語で「受動的」という意味で、太陽や風などの自然エネルギーを建築に取り入れ、活かす技術やシステムがパッシブソーラーシステムです。
他の例でいえば風だけを頼りに進むヨットやパラグライダーなどがそうです。
太陽エネルギーを利用するソーラーシステムのうち、集熱器のような特別な装置で太陽熱を収集したり、電力に変換したりするのがアクティブソーラーといい、これに対し、建築的な方法や工夫によって太陽エネルギーを利用するやり方を「パッシブソーラー」といいます。
この建物は熱や力を自然のまま利用し、しかも汚れを生まないことを基本とし、人工環境が、人間が本来もつ耐寒・耐暑の適応能力を低下させ、外へ出た際に体の変調をきたす原因にもなるとの考えから、人工的な環境の「快適」さでなく、自然の力による快適さを追求します。
現代生活においてアクティブな機器を否定することは出来ませんが、まずはパッシブなやり方で自然の力を活かし、足りない分はアクティブで補うという方法で、体の健康によく、かつ地球に負荷をかけない家づくりをめざします。
簡単な方法では建物の南面にサンルームをつくり、太陽熱を上手に利用するのもパッシブソーラーの一例です。