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バイオディーゼル
バイオディーゼルは食物や植物、から採取した燃料をエネルギーとします。
元々、ディーゼルエンジンは、元々は落花生油を燃料としすることで19世紀末に発明されました。
しかし、落花生の生産は供給が不安定なことから、軽油や重油などの化石燃料に移行しました。
しかし、最近の地球温暖化対策として、再びバイオディーゼル燃料が注目されています。
食物などから採取されたバイオ油脂は粘度が高い特徴があり、ディーゼル自動車用の燃料として使用すると
燃料ポンプに析出物が付着してエンジンに不具合が発生することが懸念されています。
現在は、軽油に近い物性に変換したものがディーゼル自動車用燃料として使用されています。
バイオディーゼルは原料となる生物が成長過程で光合成により大気中の二酸化炭素を吸収していることから
、燃料を燃焼させても元来大気内に存在する以上の二酸化炭素を発生させることはない「カーボンニュートラル」と考えられます。
再生可能な、バイオディーゼルエネルギーは大歓迎なのですが、原料として日本が大量に輸入しているパーム椰子の産地、マレーシアやインドネシアではヤシ畑開発のために森林破壊という「環境破壊」の問題も生まれています。
また、ブラジルなどは収益率の高いバイオ燃料生産のため、他の作物からの転換が増え果実、穀物の供給不足、高騰化が起き食料を燃料として消費する事に対する疑念、批判がおきています。
今後、このような問題を克服する計画的なバイオディーゼルの生産が求められるでしょう。