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リチウムイオン2次電池
電池といえば一般的には長い間、乾電池を指していました。
乾電池は別名1次電池とも言われ、充電できません。それに対し繰り返し充電できる電池が「2次電池」と呼ばれているます。
この、2次電池がクリーンエネルギーとして再び脚光を浴びています。
経済産業省機械統計によると、1次電池と2次電池の生産金額の比率は、2次電池の方が85%と圧倒的に多くなっています。
2次電池の種類は数多くありますが、中でもリチウムイオン2次電池が生産額の半分以上を占めるようになりました。
リチウムイオン2次電池は、作動電圧が3V〜4Vと他の1次、2次電池の中でも最も大きく、1.5Vのアルカリ乾電池なら2本直列接続しなければならない場合でもリチウムイオンは1本で済みます。
このような特性を生かし、場所を取らないため携帯電話や、デジタルカメラ、ICレコーダ、パソコンなどにリチウムイオン2次電池が数多く使われています。
数年前パソコンに搭載していたリチウムイオン電池から火を噴き、安全性の問題が露呈しましたが、内部ショート、過電流、発熱、発火というメカニズムで電池が発火しました。
現在はこの問題を各社がクリアしたことにより、リチウムイオン電池への要求は果てしなく続き、充電時間の短縮、充電回数の増大の両立へ向かっています。
このように携帯電子機器はリチウムイオン2次電池の発達とともに進化しており、今後ますます期待されるでしょう。