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太陽電池の多様化
2009年 2月に東京ビッグサイトで開かれた「第2回 国際太陽電池展(PV EXPO)」は、太陽電池が多様化され、様々な生活空間への応用が考えれれて、大変身近なものに進化しつつあります。
出品メーカーと商品の一部を紹介します。
エフウェーブ/富士電機システムズ社
厚さ1mmのフィルム状太陽電池モジュールで、軽くて運搬が容易で、曲がる素材なのでロールで保管できます。
写真は室内ブラインドとしての使用例(最大出力は幅250mm×1800mmのもので約100W)
<写真 ケンプラッツより>
Sphelar(スフェーラ)/京セラ
窓ガラスシートに模様上に直径1.8ミリの球状セルを配置したもので、球状なので直射光や反射光、拡散光などを吸収し、一個でも発電します。
<写真 ケンプラッツより>
スリットサンウォール・習志野化工
外壁パネルに太陽電池を組み込み一体化して、架台が必要なく施工上のコスト削減ができます。
(製品は幅600 mm×高さ3500 mm×厚さ60mm、出力は1枚92W)
<写真 ケンプラッツより>
NE−38K1R・NE−38K1R/シャープ
屋根のパネルを一枚ごとに取り替えることが出来き、防水・耐風性もよく、屋根全体のデザイン性を追求できます。
(写真上が瓦4枚タイプの「NE-38K1R」で、最大出力は38W。下が瓦5枚タイプの「NE-53K1R」で、最大出力は52.5W)
<写真 ケンプラッツより>
パワープラスティックKT800 /コナルカ社
発電素材を薄いフィルムの上にコーティングし製造コストを安くしています。 軽量で日傘やウチワなどにも利用できるそうです。
(出力は幅352 mm×長さ1530mmのもので8.3W )
<写真 ケンプラッツより>
このように、太陽電池が多様化しで身近になることにより、建物のデザインも変化するかも知れません。
今回の内容は軽量化や外壁一体化など、コストダウンにつながる提案が多くみられ、今後の太陽電池の開発には大いに期待できます。