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産廃から金属シリコン
秋田大が食品の濾過(ろか)などに使われた産業廃棄物、使用済み珪藻土ともみ殻を使って金属シリコンを製造する技術を発表しました。
太陽電池に使用することを目的とした金属シリコンは、従来、珪石とコークスの組み合わせで製造され、その9割は中国から輸入されています。
珪藻土は年間約8万トンがビールなど食品の濾過に使われたあとで捨てられていました。
この使用済みの珪藻土と、もみ殻の組み合わせは材料がほぼ無料なうえ、製造時の電力も少なくて済みます。
純度も99%の珪素の金属シリコンを作製することに成功したそうです。
今年度中にコスト面の課題を精査し、来年度に事業化できるか判断するという。
今後の課題としては今年度中に、珪藻土、もみ殻の回収費用や人件費などを加味したうえで、来年度に事業化できるか判断するそうです。