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太陽光発電が夜でも
太陽光発電で太陽が出ていない夜でもエネルギーを貯め込み大容量の太陽エネルギーを利用できる方法を発明したというる画期的な研究結果を、アメリカ、マサチューセッツ工科大学の研究チームが昨年発表しました。
これまで、太陽光エネルギーが昼間しか発電できなかったのは、保存しておくためにコストがかかり、効率が悪かったことが原因でしたが、研究者たちは、非常に効率的なプロセスで太陽エネルギーをためる方法を発明したとそうです。
現在実用化されている太陽光発電は、太陽光をシリコン半導体などに当て、直接電気に変える方法を用いているものが主流ですが、今回は、光エネルギーで水を電気分解し、燃料電池内で再結合させる際に発電する仕組みを導入し、新しい触媒を用いると、その保存性と効率が高まり、昼夜を問わず発電が可能となそうです。
彼らは、植物の光合成からヒントを得てこのプロセスを見つけることができたそうです。
この発明に携わったダニエル・ノセラ教授は「地球に届く1時間分の日光で、地球全体の1年分のエネルギーを十分まかなえる」といって、太陽光発電をエネルギー問題解決の最も有望な解決策だと考えています。
発表を聞いた科学者や研究者たちもこの研究を絶賛しており、気候変動の原因となる石油資源利用を削減するための技術としても期待が集まっています。
さらにノセラ教授は、10年以内に太陽電池による各家庭での完全自家発電が実現すると期待しており、電線が不要になる可能性もあるといっています。
この“革命的な大発明”により、太陽エネルギーは、一気にクリーンエネルギーの主流に躍り出る可能性があります。
研究発表から商品化へはまだ時間がかかるかも知れませんが、これが商品化されたら太陽光発電の業界も大きな変動が起こるでしょう。
現在シリコン半導体の技術で、太陽光発電の世界トップレベルを誇る日本も、さらなる研究をしないとうかうかしておれません。
完全自家発電で街から電線が消える日がくるような話はわくわくして、太陽光発電の情報から目が離せません。