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ソニーのバイオ電池
ソニーが燃料電池業の展示会「FC EXPO 2009」でコーラ1滴で発電を始めるバイオ電池のデモストレーションをしました。
リチウムイオンバッテリーとダイレクトメタノール型燃料電池(DMFC)を組み合わせたハイブリッド燃料電池システムを採用するコンセプトモデルです。
このパッシブ型バイオ電池は、ブドウ糖(炭水化物)を用いて発電する電池として2007年8月に開発を発表したものです。
システムはブドウ糖を酵素で分解して活動エネルギーを取り出す生物(人間も含む)の仕組みを応用し、代わりに電気エネルギーを取り出して発電するそうです。
ブドウ糖を多く含むコーラで注入すると発電するデモンストレーションに注目が集まり、ブドウ糖を含む身近な飲料を1滴垂らすとモーターにつながったファンがかなり勢いよく回り出だします。
説明員野話では、「コーラでなくてもよいのですが、ほかの飲料より効率がよかったのでデモ用として採用しました。もっと出力効率がよくなれば、ケータイのようなモバイル機器に標準装備するのも面白そうですね。」
バイオ電池もここまで利用できるようになってくると、様々な分野での応用が期待できます。
将来のケータイでは、無料通話分でなくコーラを分け合うという日もくるかもしれません。