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バイオ燃料で飛行機のCO2排出量をカット
日本航空は今年1月、バイオ燃料で大型旅客機ボーイング747(B747)を飛ばすデモンストレーション・フライトを実施し話題を呼んだ。
今回のフライトはボーイング社が世界でバイオ燃料の可能性をアピールする試みの一環で、アジアでは日本航空が初飛行だった。
燃料の原料はカメリナとかジャトロファと呼ばれる植物で、食料とは競合しない第二世代のバイオ燃料です。
バイオ燃料の規格が早ければ今年中に決まり、燃料メーカーによると3〜5年で商品として出てくるという。値段は今の燃料に比べて大幅に高いと高いと聞いているが、いずれ安くなるだろう。バイオ燃料はCO2削減というだけでなく、石油の代替として期待しています。
また、藻類からバイオ燃料を製造する「農場」、世界各地で操業開始されています。
アリゾナ州のエネルギー企業米「PetroSun社」は、テキサス湾沿岸に、藻類からバイオ燃料を製造する「農場」を4月1日に操業開始しました。
あわせて約4.5平方キロメートルにおよぶ海水の池があり、そのうち約0.08平方キロメートル分は、環境志向的なジェット燃料の研究開発用として使われる予定で、藻類の可能性に大きく賭けています。
同社は、アラバマ州、アリゾナ州、ルイジアナ州のほか、メキシコ、ブラジル、オーストラリアでも同様の農場を開設するそうです。
将来のジェット燃料製造に関するすべての選択肢のうち、藻類は最も有望なものの1つと考えられています。
他の有力な原料に比べて、藻類は1エーカーあたり30倍のエネルギーを生み出すほか、淡水も耕作地も必要とせず、食用になるものを転用するわけでもないことから、エタノールに対する優位性を持っています。
こおようなことから、かつては代替エネルギーに懐疑的だったボーイング社も、世界中の代替燃料開発企業と協力して、ジェット機用代替燃料の開発に力を入れています。