以前HPで「ソニーのバイオ電池」研究を紹介しましたが、その後ジュースや水で充電できる装置が多数発表されています。
水電池「NoPoPo」
水分であらば水でもジュースでも何でもOKという電池です。
付属のスポイトを使って0.5ml〜1mlの水分を加え、2分ほど待てば、電池として使用OKです。
水分が漏れ出す心配もなく、10回程度であれば繰り返し使うことができますから、災害時の緊急用バッテリーとしても注目されています。
いざと言うときには、おしっこもでも使用できますから驚きですね。
携帯電話用バッテリー炭酸ジュースで充電「Nokia ‘green’ phone」
酵素が入ったバッテリー部分に炭酸ジュースを入れると、これに含まれる糖分が反応し、発電する仕組みになっています。
使用済みになると廃棄物は水と酸素だけという構造になっているため、環境負荷の軽減につながります。
さらに、従来のリチウム電池よりも3〜4倍長持ちという経済性の高さも注目されています。
ジュースで動く環境教育玩具「ene pocket drink cube」
ソニーはバイオ燃料で動くリモコンカーや環境教育玩具を開発しています。
2010年1月に開催された玩具の新製品展示会「TOYフォーラム2010」では、このバイオ電池を動力とした発電ユニットが発表されました。
このほかにも、藻やチョコレートなどのバイオ燃料で動く装置が多数ありました。
植物や生物を活用したバイオ燃料への極端な以降は、さらなる環境破壊といった別の問題が生じ、批判的な意見もありますが、エネルギーの多様化を考えた場合、広い視野で健全な発展が必要でしょう。