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砂漠地域の超大規模太陽光発電

世界の陸地の3分の1は砂漠で、そこにさんさんと降り注ぐ太陽光エネルギーを利用できたら、世界で一年間に消費されるエネルギー量を楽に電力として得ることができます。

これまでは夢のような話でしたが、IEA PVPS Task8「砂漠地域における超大規模太陽光発電システムの可能性研究」が1999年に発足し、その後10年、様々な議論を行ってきました。

発足当初の議論の中心は、技術的な可能性の探求であったが、多様な観点からの経営模索を経て、ここ数年は事業やビジネスとして実現するためのスキームに移行しました。

2009年9月には、砂漠地域等未利用地における数十万〜数百万kWの超大規模太陽光発電所の実現に向けて考慮すべき要素、事業として成立させるために必要な資金調達メカニズムとビジネススキーム、大規模太陽光発電を巡る動向と技術的な展望、ライフサイクル評価やエコロジカル・フットプリントという概念を用いた環境貢献度などを論じています。

さらに、超長期な将来展望として、2100年に向けたVLS-PVロードマップを提案したました。

このロードマップは、ドイツのWBGUが提唱したシナリオによる「2100年の一次エネルギー供給は3分の2が太陽エネルギー発電」を参照し、2100年におけるエネルギー供給の3分の1を太陽光発電で賄う(太陽エネルギーによる残りの3分の1は太陽熱発電)という壮大な計画のもと、それを実現するために必要な太陽光発電生産・導入量の拡大とコストダウンのシナリオを描いています。

ここ10年間で太陽光発電の環境は着実に大きく変化し、メガソーラーと呼ばれる発電出力数千〜数万kWの太陽光発電所が、欧米を中心に当たり前のように運転されるようになってきました。

このような動きはさらに活発化しつつあり、ヨーロッパでは、地中海連合による主要プロジェクトの一つとして、地中海太陽エネルギー計画が提唱されました。

これは2020年までに2,000万kWの再生可能エネルギーの導入を目指すもので、北アフリカ諸国の社会開発とあわせ、地中海を取り囲む大掛かりな再生可能エネルギー発電網を構築することを目指しています。
また、米国でも、PG&Eなどの電気事業者が大規模太陽光発電所の建設計画を次々と発表している。そして、隣国である中国でも、欧米の実績や計画を遥かに凌ぐ大掛かりな超大規模太陽光発電所の建設に乗り出しつつあります。

このような大規模太陽光発電所を巡る世界の動きを踏まえながら、Task8は2009年より新たな局面に移行し、単なる発電所建設だけではなく、社会開発として実現するための総合的なプロジェクト提案に向けた議論を開始しました。

このプロジェクトでは、超大規模太陽光発電所実現のための技術設計および資金調達のためのガイドラインの作成、社会開発プロジェクトとしてのアプリケーションの提案と実施戦略の立案などを行うこととしており、欧州で動き出しつつある地中海太陽エネルギー計画との連携も視野に入れているそうです。

Task8が発足した10年前、は太陽光発電推進派の人たちでさえ「ただの夢」と思っていたのが、いつのまにか現実のもになりうとしています。
今後、世界の太陽光発電がどのように変貌いていくのか注目されるでしょう。

  

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